ギャンブルで作った借金は債務整理の対象になる?自己破産は可能?

      ギャンブルで作った借金は債務整理の対象になる?自己破産は可能? はコメントを受け付けていません。

1.借金の悩みと債務整理

多重債務に陥ってしまったり、返済することが難しいほどの多額の借金を抱えてしまった場合、債務整理を考えてみることが有効です。

任意整理個人再生自己破産などの債務整理を行えば借金の悩みを軽減できる可能性があります。債務整理の中でも、特に有名なものといえば自己破産です。持ち家や処分できる財産があれば手放す必要があるなど、デメリットも多い方法ですが免責が認められれば借金の返済義務がなくなります。

そのため、どれだけ借金をしても自己破産の手続きを行えば返済しなくても良いと考える人は少なくありませんが、手続きをしても免責が認められなければ借金はそのまま残ります。免責が認められやすいのは、生活のためなど必要に迫られて行った借金です。

それに対して、浪費で作った借金は認められない可能性が高くなります。そのため、自己破産をする時には免責の対象になるかをしっかりと確認しておくことが大切です。

2.浪費が原因の借金に含まれるのは

浪費目的の借金に含まれるのはブランド品の購入や贅沢な食事や旅行、パチンコやスロットなどのギャンブルによってできた借金です。買い物などによってできた借金の場合、どこからが浪費にあたるのかは裁判所の判断に委ねることになります。

そのため、借金を作った本人が勝手に判断をすることはできません。最終的な判断は、裁判官によって異なりますが生活レベルに合わないお金の使い方をしていた場合や買い物依存症に陥っていた場合などは、浪費目的とみなされることが多くなります。

それに対して、ギャンブルによってできた借金の場合は理由に関わらず浪費目的となり、免責の対象にはなりません。そのため、ギャンブルが原因でできた借金の悩みを軽減したい場合は自己破産ではなく、他の債務整理を選ぶことがおすすめです。ギャンブルで作った借金でも対象になる債務整理のひとつが、個人再生です。

3.個人再生という選択

個人再生は、3年から5年で完済することを条件に借金を大幅減額するという債務整理です。減額される金額は借金の額によって異なりますが、100万円以上500万円未満であれば100万円まで、500万円以上1500万円未満の場合は1/5にあたる金額まで減額されます。

ギャンブルなどで作った浪費目的の借金も、この減額の対象となります。そんな個人再生を利用するために必要な条件は、決められた期間で完済できるだけの安定した収入があること、そして100万円以上の借金があることです。借金の総額が100万円未満の場合は、個人再生を行っても減額をして貰うことはできません。

安定した収入がない場合や100万円未満の借金の場合は、個人再生以外の方法を考えることになります。任意整理を選ぶという方法もありますが、どうしても返済できない事情がある場合などは自己破産の相談をしてみることも有効です。

4.自己破産ができる可能性

ギャンブルでできた借金というのは、自己破産の対象にならないことが一般的です。ただ、絶対に免責されないという訳ではありません。

安定した収入がなく個人再生などの債務整理を行っても完済できる見込みがない場合や、ギャンブルによって借金をしたことを反省している場合などは裁量免責の対象になることがあります。更に、手続きをすることによって全額免責とならなくても、部分的に免責が認められることは珍しくありません。

そのため、ギャンブルで作った借金であっても免責が認められる可能性はあります。

しかし、債権者からの異議があったり更生をしようと努力していなかったりする場合は、手続きをしても裁量免責が認められない可能性が高くなります。免責が認められるかどうかの判断は、素人には難しいことです。それだけに、借金で悩んでいるのであればまずは専門家に相談をすることがおすすめです。